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さと式 子育て(昔ながらの育児法)

応用脳科学学会に物申す

2010年03月29日


だから昔から「子どもはほめて育てなさい」って言ってるやん


先日実家に子供たちを迎えに行くと、
母が新聞を見せてくれました。

毎日新聞の3月27日(土)夕刊です。
「ほめる育児:社会適応力高い子育つ 親子400組調査」

で、うちの母は、
「まぁ~た今頃になって、こんなわかりきったことが記事になるとはね~。
昔から子供はほめて育てろって、そういってるやんなぁ。
年寄りの言うことをほんまに全然信じてないってことやなぁ。。。。。
で、わざわざ3年もかけてわかりきった結果のでる研究を
えらい先生がしはるわけや。
親の言うことには耳かさへんいまどきの母親も、
えらい先生の研究結果ということになると
きっとやっと信じて実行に移すんやろなぁ。なさけないなぁ。はい夕刊。一面のココ。」


新聞を受け取ってから
おやおや、また、なんじゃろな思いつつ記事を読んでみると…。

確かに、いまさらわかりきったことを…というような感じも受けますですね。

3年以上もの期間をかけて、400組の親子を行動観察法とアンケート法で調査した結果、
有意差が出たということで今回発表するはこびとなり、
応用脳科学研究会で発表されたそうです。
(実は昨年も同様の発表をされてるとかされてないとかですが・・・汗アセ)

記事内の結論にもあるよう、昔から言われてることについて
「経験として知られていたことを、科学的に明らかにできた。」ということで
記事になってます。

経験か、科学かということについて、どちらをより信じるかということは
個々人によってさまざまだとはおもうのですが、
考えようによっては、
ほんの3年ちょいの期間だけの調査で、しかも400組の親子だけを見た結果だなんて
私達のご先祖さまたちが、なが~~い期間かけて、
「やっぱ、ほめて育てたほうが結果的にはいいよね~~」という結論に行き着いた
経験知(知恵)に比べれば、今回の研究は
意地悪く言えば、子育てとか発達とか成長とかについて「チラ見」しただけでの判断とでも
いえそうな結果のような感じもうけます。(←意地悪く言ってますね)
研究された先生、すみません。えらそうなこと書いて。

でも、
昔ながらの言い伝えっていうのは、ほめて育てられた人間が大人になって
社会の構成員となって、人の親となりまたわが子を育てあげ、わが子を一人前にして、
自分がご隠居さんになって最終的にその人生を終えるところまで追跡調査(?!)した結果
から導かれてる経験の積み重ねでもあるわけでしょうからね。。。

ちなみに、応用脳科学の分野ではこのテの結果は目新しいのかもしれませんが
心理学(発達心理)では昔から明らかにされてるものです。
私が学生のときにもすでにこのことは授業で習った気がします。。。。

ほめて育てたほうがいいとわかっていても、仕事に追われ、生活に追われ、
イライラしてつい子供に「こら!」とか「だまりなさい!」なんて言っちゃって
後で自分が嫌になったりしてる最近の私です。。。。。

負けるなくさるな私!


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